滑空機機体検証
鳥取県 松本陽一
帝国日本時代の滑空機歴史編纂にあたり、一筆ご挨拶申し上げます。 2004年から取り組んできました滑空機研究の集大成を担います。思い起こせば鳥取砂丘をわが庭のように走り回って滑空機の試験飛行見学をしていた旧制中学時代、戦後の模型滑空機大会やラジコン滑空機飛翔実験、頓所好勝先生のマイウイングテスト飛行の支援などが走馬灯のようにめぐってきます、今回「滑るがごとく浮くが如し」と言うスローガンのもと、音もなく飛行していた滑空機の魅力を再現させていただきます。
滑空機との触れ合いの発端は昭和20年に茨城県の石岡滑空場で滑空界の名士清水六之助(清水緑)滑空士とお会い、この地でドイツから入ってきた正統派DFSオリンピアマイゼの操縦席お案内いただき清水滑空士から操縦席での動きを教わったのは今では貴重な思い出であり、停泊のオリンピアマイゼでも乗ったことがある経験者は今では私一人でしょう。
その機体の表面の感触は鏡をさするような感触が今でも思い起こされるのです。今回、私の集大成である滑空機の研究成果をご期待ください。
2023年令和5年11月吉日